都市での暮らしは、人と街の関係性の中にあり、そして「住まい」がある。
言葉にすると当然のように思えるが、人々が物質的な豊かさを手に入れるようになってから、住まいは、効率化を追い求め、設備機器・セキュティなどの充実ばかりが重視され画一化し、閉ざされた箱のようになっていった。まわりに住む人々とも、周囲の街並とも、まるで無関係のように。
そこには「本当の豊かさは、その先にあるのか?今だけでよいのか?」という疑問が生まれる。そうした住まいのあり方を問う疑問からスタートしたのが「A-standard」。
A-standardは京阪電鉄不動産の新しい都心型分譲マンションブランドである。多様な価値観を持った人々が、人と街と離れた存在ではなく、それぞれの適度な距離感を持って暮らすために、どのような住まいのかたちがありえるのか。
気持ちの良い挨拶を交わすことができるまわりに住む人々や探索してみたくなる魅力がある近隣は、暮らしをより豊かにする重要な要素であるはずだ。
そうした、きっと本来はあたりまえであることにしっかり目を向け、永く、本当に愛される住まいを探求する。
A-standardの「A」は、「数あるなかの一つ」を意味するA(a standard)。「特定の」という意味を持つ「THE」(the standard)ではなく、さまざまな価値観の受け皿としての住まい。
そして、「A」はアルファベットで最初の文字。これからの暮らしの一つの標準となる、あるべき本質を先頭に立ち目指していく。その第一歩が、渋谷桜丘と本郷三丁目に来春誕生する。
生活において、人と住まいと街はすべて密接につながっている。その、あたりまえにしっかり目を向けること。永く、ほんとうに愛されつづける住まいをつくるために。住む人たちを中心に考えた、あるべき標準。
プロデュース :
黒﨑輝男事務所
建築・インテリア総合ディレクション :
流石創造集団
クリエイティブサポート :
MEDIA SURF COMMUNICATIONS
ILLUSTRATION :香菜子
堀江大祐 (MEDIA SURF COMMUNICATIONS)