2011年12月21日に原宿で産声をあげたIKI-BA。表通りから一本はずれた人通りの少ない路地にある。
外観はテラスが広い2階建ての一軒家で、一見何の場所か分からない。今でさえ日本人のお客様が多いが、オープン当初は、ここは何なんだ?と外国人ばかり来ていた。外国人ばかり来ていた理由は定かではないが、好奇心に対して外国人の方が素直な気がする。
1階には4つのカウンター、2階は日本独自の「いき」の文化を学ぶためのモノとコトで構成されるライブラリー、それに加えて葉巻など時間をゆっくり過ごすためのツールが置いてある。利用する人によって使い方も変わってくる。日々の食事を楽しむ人、コワーキングスペース、イベントスペース、商談、BBQパーティー、展示会など。職業、国籍、年齢、性別も多種多様な人が、分け隔てなく交わりながら、IKI-BAの空気感を作っている。
定期的に食のイベントも行っており、面白い料理人が集う場にもなってきたり、坂口恭平さんのモバイルハウスが急遽置かれ、アーティストも集うようになってきたり、それにIKI-BAの案内役コンシェルジュが登場したり、一年間の出来事は書ききれないが、1年が経ち、IKI-BAには多くの人やお客様が関わってきたことは確か。2年目は関わってきた人たちや今から関わるであろう人たちに、より楽しく使ってもらえる場や仕組みをつくっていければと思う。
「IKI-BA」は(自立・自律した)大人のための自由な空間です。ここでは、食と知への好奇心を刺激する新しい場の提案を常にしています。多様な人々が学び語らう場である「IKI-BA」では、まず一階にて、日本各地を中心に厳選したこだわりの食と酒をお楽しみいただけます。二階は、日本独自の「いき」の文化を学ぶためのモノとコトで構成されるライブラリーとなっています。
西岡佳胤(IKI-BA スタッフ)