Work AnyWay = とにかく働く・どんな働き方だってある、という2つの意味。みどり荘で働く、ということは両方の意味を持っている。
いつから日本では大学3年生になったら就活をして、スーツを着て企業に勤める、ということが「普通」になったのか。
もちろん、紆余曲折を経て好奇心から企業戦士経験をした私も、そのような企業経験で得るものも大きかったので、すべてを否定をするつもりはない。ただ、それが「普通」という価値観は違うように感じる。
最近はようやくWork Shiftという言葉が出てきているが、そのような言葉が生まれる、ということ自体何か違和感を感じざるを得ない。昨年の今頃はペンキ塗りさえ始まっていなかった「みどり荘」は約30名ほどのメンバーが集まってきた。みなそれぞれのプロフェッションを持ち、それぞれのスタイルで働く。家や個別のオフィスでの働くこともできるのに、あえてみどり荘をワークスペースとしている。しかも皆イヤイヤやっている仕事ではなく、好きなことだから/使命感をもっているから等々、結果やりたいことをしている、という人ばかりであるということにも気づく。
そう、Work Anywayなのだ。そこに今、そして未来の働き方があると考えている。
みどり荘をワークスペースとして利用することは、自分の働く場所をオフィスを借りるよりも安く確保できる、ということではない。
みどり荘は、メンバー同士がコミュニケーションをしながら、刺激を受け、新しい仕事を作っていく場である。いい発想は、いい仲間やいい場所から生まれる。そして良質な混沌が、まだ見えないステキな状況を作っていくと期待している。Work Anywayを実現する場なのだ、兎に角。
みどり荘は、これからの働き方の可能性を追求すると共に、個が尊重される社会においても(そのような社会だからこそ)、大切な拠り所となるであろう仲間を作っていく場所です。様々な仕事/国籍/趣味/考えを持つメンバーが集まり、その混沌を通して生まれる「何か」をみんなで楽しめる場を目指しています。かつてのトキワ荘のように。
小柴美保 (Mirai Institute K.K.)