みどり荘に在籍しているメンバーによって構成されるStudio Midori.Soは建築、インテリア、グラフィック、編集、プランニング、WEBまで個のプロフェッションを活かし、呼吸するように有機的にプロジェクトを遂行していくチームです。
11月3、4日に国連大学で開催された「Wisdom Tea House」。国連大学文化顧問の黒﨑輝男と建築家の隈研吾が共同で日本の伝統的な木組みの技法を用いた現代の茶室を国連大学に造り上げた。Studio Midori.Soのメンバーが茶室の内装や什器のデザインを手掛け、仲間である大工が実際に建築家とデザイナーの要望に対して腕で応えてくれた。
今回、アイコニックなオブジェとして国連大学に組み上げられたやぐらは、相欠組太柄栓入、腰かけあり継ぎ、ほぞ差し太柄栓入の3種類の伝統的継ぎ手を反復させ、複雑な架構とした。生物のように増殖し、時間の経過に耐え得るサステナブルなシステムであり、21世紀型の建築となる可能性を示唆した展示となった。完成した時にピークをむかえるモノではなく、完成してから日を追うごとに価値、美しさが増していくモノを作り上げ、完成に至るプロセスの中に潜むモノと人との関係性を磨いていくことが我々STUDIO MIDORI.SOの求めるモノづくりである。
2013年はみどり荘から派生した新たな拠点も作り上げる予定である。
Studio Midori.Soはシェアドワークスペース "みどり荘" に在籍するメンバーで構成するプロジェクトベースのチームです。建築、インテリア、グラフィック、編集、プランニング、WEBまで個のプロフェッションを活かし、創造的に活動します。
大矢トモジ (OFFICE OF TERUO KUROSAKI)