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公園となったのは、元々造幣局と呼ばれ、お金(硬貨)をつくる工場があった場所。しかし、都心にこれだけの広い空間があるのだから、もっと生活につながる場にできないかと、町会連合会の方々が中心となり、タネが蒔かれたのが1984年。当時の大蔵大臣に、10万人を超える署名を集めて要望を送ったことがきっかけとなり、この場所に新しい命が吹き込まれ、40年以上の月日を経て、2020年に公園に生まれ変わった。
イケ・サンパークは単なる広場としての公園ではなく、多彩な魅力が溢れるこの地域で、3つのテーマ「CIRCULARITY 公園を起点に循環を生む」「COMMUNITY 多様性を楽しめるコミュニティをつくる」「START UP 小商いや新しいチャレンジを応援する」に関する活動を行い、地域の方々などと一緒により良い暮らしを育む新しいカタチの公園になることを目指している。
また、この公園は「防災公園」としての機能も持ち合わせており、季節を彩るサクラやイチョウだけでなく、火災の延焼を防ぐシラカシが立ち並び、災害時に備えた備蓄倉庫や、消火用水確保のための深井戸、非常用トイレなどが整備。発災直後は一時避難場所として、その後は地域だけでなく、豊島区全体の防災活動を行うヘリポート・物資集積拠点として機能する。
大きな災害だけでなく、目に見えないウイルスのような脅威にも、みんなで協力して取り組んでいくことが大切。この公園がその「協力」を育むことにも役立つことを目指している。
IKE・SUN PARK
施設管理者
(株)日比谷アメニス、NTT都市開発ビルサービス(株)、豊島区
プロジェクトマネジメント
メディアサーフコミュニケーションズ株式会社、ファーマーズマーケット株式会社