面白いことは国をまたいで関連性を持たずに同時多発的に起きる、とか、文化と経済の適切な関係性、とか、大型よりも、より小型、マイクロなものを、とか、気づくことは色々とあった。

その気づきをもとに、仮説を立てて、実証していく、というのが今、日本橋兜町で僕らがになっている役割なのかもしれない。文化が全てを支配するといったのはシャルル・ド・ゴールだけども、我々も常に文化的価値が経済の論理を凌駕する、という状況を街でつくり出していきたい。

2020年2月のK5（ホテル「Hotel K5」、レストラン「caveman」、ワインバー「Bar caveman」、コーヒースタンド「Switch coffee」、バー「Ao」、ビアホール「B」）を皮切りに、パティスリー「ease」、レストラン「Neki」、ビアバー「Omnipollo」、ワインショップ「Human Nature」、コーヒースタンド「SR」が兜町に誕生。この動きは東京証券取引所のオーナーでもある平和不動産が2017年から進めている「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」の一環として行われている。